禁じられるからこそ、愛は激しく燃える
「この指輪を見てもまだ、思い出せないか?」
「い、いやだ……ッ。何で俺が、こんな情けない姿……ッ!」
「俺はきみが羨ましい。あの子の成長を見守っていられたんだから」
「弟を助けたくば、わたしの妻になれ」
「泣くな。君は私を殺すために来たのだろう?」
「あなたは一生、私の用意した鳥かごの中で――」
「もっと強く抱きしめてもいいんだな? 思うがままに、君に触れたいんだ」
「君には、俺なしではいられなくなってもらう」