「……泣かないで、リリーシャ。きっと大丈夫」
「悪役令嬢なのに、愛されるなんて聞いてません!?」
「いますぐ、僕の全部が君のものだって実感したいんだ」
「──命を懸けて守りたいと思ったのは、彩が初めてだ」
「素直になって……もっと俺に精気、ちょうだい」
「……俺、結構ずるい男だから」
「好きだよ。君のこと大好きだ。いつでも幸せに笑っていてほしい」
「……妻よ。我が魂も体も、あなたのものだ」
「──俺の初めての人になって欲しいんだ」
「これほど淫らだったなんて……嬉しいよ」