「悪役令嬢なのに、愛されるなんて聞いてません!?」
「いますぐ、僕の全部が君のものだって実感したいんだ」
「……愛してる。もう絶対に離れるなんて言わないで」
「──命を懸けて守りたいと思ったのは、彩が初めてだ」
「……だけどアナベル、俺は会いたかった」
「――あなたを、私のものにするために」
「契約期間は……そうですね、あなたの計画が終わるまで」
「素直になって……もっと俺に精気、ちょうだい」
「……俺、結構ずるい男だから」
「好きだよ。君のこと大好きだ。いつでも幸せに笑っていてほしい」