「僕は、貴女の身体がほしいだけなので」
「何度聞いても、君が淫らに喘ぐ声はかわいくてたまらない」
「泣きたければ、胸を貸してやる。寂しければ、傍で寄り添ってやる」
「言っただろ、いくらでもしてやるって。今夜は離さないから」
「ナナオ……俺を欲しがってくれ。お願いだ」
「貴方に男として見られていないのは、面白くないですね」
「このまま何の隔たりもなく、ナカに入りたい……」
「きみの……未来の夫はもう決まっているのだろうか」
「僕はもっと見たい……白くて、とても甘そうだ」
「あそこの信号までに決めろ。まっすぐ行けば駅。右に曲がったらホテル」