「貴方に男として見られていないのは、面白くないですね」
「このまま何の隔たりもなく、ナカに入りたい……」
「僕はもっと見たい……白くて、とても甘そうだ」
「あそこの信号までに決めろ。まっすぐ行けば駅。右に曲がったらホテル」
「とにかく、独り占めしたい。それだけだ」
「このまま、しよう? そろそろ、作ろう……俺たちの赤ちゃん」
「何回でも達(イ)けばいいだろ。俺がいれば怖くない」
これからの三ヶ月できっと、どうしようもないくらい恋に落ちていくのだ――
「たくさん待たせてごめんね。一緒に、幸せになろう」
「風が吹かなければ、俺たちは出会うことはなかった。運命だったんじゃないかな」