「ヴィーの血の匂いは……ダメだな」
「悪役令嬢なのに、愛されるなんて聞いてません!?」
「……好きだ。ずっと昔から……好きだった」
「ずっと昔から、好きだった。どんどん好きになっていく自分が、怖くて――」