「俺から離れられないように――俺なしじゃ生きられない身体になって」
あらすじ
「俺から離れられないように――俺なしじゃ生きられない身体になって」
男爵令嬢ルヴィは、三年前に拾った美青年・リアムを屋敷に住まわせ、“飼って”いる。完璧で優秀すぎる彼は、護衛から執事業までこなすが、あくまでヒモのはずなのに、生意気で、時折挑発的。恋多き母に憧れ恋を求めるも、出会うのは下心だらけの男ばかり。そんな彼女に「大人の恋愛」を教えると手を差し伸べたのは、リアムだった。軽いはずの口づけは熱を帯び、甘く危険な快感に溺れるルヴィ。しかしある日、彼の正体が隣国の第二皇子であり、この国に潜むスパイだと知ってしまう――。飼っていたはずの男に、心も身体も奪われていく。リアムの本心は?そしてルヴィの選ぶ未来とは。
作品情報
作:姫沙羅
絵:ぼんばべ
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9/12(金)ピッコマ様にて先行配信開始!(一部ストア様にて予約受付中!)





















本文お試し読み
プロローグ
「あっ、あっ、あ……っ、あ……!」
室内には、甲高い嬌声が断続的に響き渡った。
ベッドのスプリングがギシギシと音を鳴らし、その上で行われている行為の激しさを伝えてくる。
「眺め、最高」
「ぁあ、ん……!」
薄茶色の髪をした青年がくすくすと楽しそうな笑みを零し、仰向けになった自分の腰を跨いで身体を揺らす少女の姿に獰猛な瞳を向ける。
「あ……っ、ぁ、あ……っ」
青年の大きな手が少女の細腰を掴んで揺さぶるたびに、ピンクゴールドの長い髪がふわふわと宙を舞った。
「やらしい」
「は……っ、ぁあ、ん……!」
自分の唇を赤い舌で舐め取った青年が感嘆の吐息を零せば、少女はびくびくと身悶える。
とろん……、と蕩けた少女の茶色い瞳からは、快楽の涙が溢れていた。
「このまま自分で腰振れる?」
少女の身体は今、腰を掴む青年の手によって動かされている受動の状態で、能動的ではない。
疑問符を投げかけながら、暗に自分で腰を動かすように指示してくる青年に、少女は嫌々と首を横に振る。
「でも、このままじゃルヴィに触れない」
「あ……っ!」
下から軽く突き上げられ、ルヴィと呼ばれた少女の口からは甘い嬌声が突いて出た。
「ほら、こうやって……」
「ぁあ……っ、んっ、あっ、あ……っ」
青年が快楽を得る腰の振り方を教えるように身体を揺らせば、少女――ルヴィは無意識にそれに従って腰を前後に揺れ動かす。
「そう。そのまま……」
「あ……っ、ぁあ、ん……っ、ぁ、あ……っ」
青年の口元は満足気な笑みを刻み、ルヴィの腰を掴む手の力を少しずつ緩めていく。
「いい子」
「ひぁ……!?」
ついにはルヴィから離れた青年の指先がぷっくりと膨らんだ胸元の果実に伸び、そっと円を描くように与えられた愛撫に、ルヴィの瞳からは快楽の涙が散った。
「敏感だな」
「あっ、あ……!」
片手を添えられるだけになったルヴィの腰は勝手に動き続け、口からは甲高い喘ぎが溢れ続ける。
「ぁ……っ、あっ、リ、アム……ッ」
「すっかり硬くなって……」
無意識に青年の名を呼びながら快楽を貪るルヴィの姿に、青年――リアムは目を細め、今度は両の指で胸の果実を優しく摘まんだ。
「ひゃぁぁ……っ!? ぁあ……!」
「あとでたくさん舐めてやる」
胸の頂で「食べてほしい」と言わんばかりに赤い膨らみを主張する熟した果実に、リアムはくすくすと楽しそうに喉を震わせる。
「でも、今は……」
リアムの片手は再びルヴィの腰に添えられて、もう片方の手は二人が繋がり合った陰部へと伸びた。
「ひゃ、ぁあ……っ!?」
濡れそぼる花芽を優しく撫でられて、ルヴィは背中を仰け反らせて甘い悲鳴を上げる。
びくびくと身悶える身体がバランスを崩して後方へ倒れ込みそうになるのをリアムの片手が支え、内股ががくがくと痙攣する。
「ほら、腰はちゃんと動かして」
「ぁ……っ、や、ぁ……!」
そのまま止まりそうになる腰の動きに、リアムから咎めるような声をかけられ、ルヴィは過ぎる快楽を逃そうとするかのように首をふるふると横に振る。
「気持ちいいんだ……?」
「ひゃ、ぁ……っ、あっ、あ……」
花芽を刺激されながら腰を動かすことを強制され、ルヴィは泣き喘ぐことしかできなくなる。
「こうされるの、好きだろ?」
「ひ……っ、ぁあ……!」
最奥を突き上げられ、それと同時に花芽をきゅ、と摘ままれて、宙へと涙の雫が舞った。
「ほら。次から次に蜜が溢れてくる」
「ぁあ……っ、ぁ、あ……」
リアムが開ききった蜜口を撫でると、その指先は愛液に濡れて妖しい光を放つ。
「ルヴィの中に出たり入ったりが丸見えで」
「や、だ……ぁ……!」
ぐちゅぐちゅと鳴る水音の発信源をくすくすと笑いながら口にされ、ルヴィの身体は羞恥で朱色に染まった。
「やらしくて、最高」
仰向けになったリアムの腰を跨いで座る体勢は、二人が交わり合った場所をリアムにまざまざと見せつけるような格好で、これ以上淫らな光景が存在するとは思えない。
「ぃや……ぁ……! だめっ、だ、め……ぇ……!」
「嫌だとか言いながら、腰、動いてるけど?」
泣きながら嫌だと訴えかけるも、リアムはおかしそうに口の端を引き上げるだけで、ルヴィの懇願を聞き入れてくれる様子はない。
「さすがルヴィ。優秀だな」
いったいなにを褒められているのか、快楽に支配されつつあるルヴィには意味がわからない。
ただ、腰の奥が熱くて、熱くて。
その熱は全身を犯していく。
「さっきまではなにも知らない処女だったのに、もう覚えたのか?」
「ぁあ……っ、んっ、あっ、あ……!」
快楽を貪るように腰を揺らすルヴィの姿に、リアムはその淫乱さを揶揄してくすくす笑う。
「俺を美味しそうに咥え込んでる」
「は……っ、ぁあ、ん……!」
ルヴィの身体が上下するたびに、蜜口がリアムの怒張を根元まで呑み込んでいく姿に、リアムの口からは満足そうな感嘆が洩れた。
「気に入った?」
「ぁあ……っ、ん……!」
愛液の溢れ出る蜜口と濡れに濡れた花芽を擦られて、ルヴィの身体はびくびくと断続的に痙攣する。
外側と内側と。弱い部分を一度に攻められ、ルヴィの瞳からは理性が消えていく。
「ぁあ、ん……っ! い、ぃ……! 気持ちいぃ、の……ぉ……!」
「このままもう一度達《イ》ける?」
快楽の涙を零しながら腰を揺らすルヴィの姿に、リアムは口の端をにやりと引き上げて問いかける。
「ほら、頑張れ」
「ぁ……っ、あ……!」
緩やかに腰を突き上げられ、逃れられない快楽に身悶えながら、ルヴィはふと小さな疑問を零す。
「ど……ぅ、して……」
「ルヴィ?」
ほとんど失われた理性の中、独り言のような声が洩れる。
「あなたは……っ、ぁあ、ん……! こ、な……っ、立場の人間じゃ……ぁあ……っ、ん!」
ルヴィとリアムの間にあるものは、主と従の関係。雇用主と使用人。けれど。
「そう?」
リアムは不思議そうに目を丸くして、甘く囁きかけてくる。
「俺は、貴女のものだから」
そう……、たしかにリアムはルヴィのものだ。
ルヴィが、お金で「買って」「飼って」いる。
「だから、貴女の望むものを与えただけ」
ルヴィが望んでいるものとはなんだろう。
「ぁあ……っ、ん……!」
強すぎる快楽に流されそうになりながら、ほんのわずかに残った冷静な部分でルヴィは唇を噛み締める。
「ど、うして……!」
リアムはルヴィに「飼われている」立場だというのに、なぜこんなことになっているのだろう。
「ルヴィ……」
「ひ、ぁぁあ……!?」
ルヴィの細腰を両手で掴み直したリアムが、器用な動きで腹部の弱い筋を愛撫しながら身体の奥を大きく突き上げてきて、ルヴィの頭の中は真っ白になった。
「ひ、ぁ、あ……っ、あ、あ……!」
一気に理性が飛び、激しすぎる快楽に翻弄される。
「あっ、あ……っ、あ……!」
強すぎる快楽はもはや苦しいくらいで、ルヴィは甲高く喘ぎ泣く。
すでに覚え込まされた絶頂がすぐそこにまで迫っているのを感じた。
「ひぁ……っ、ぁ、あ……!」
もはやリアムの好き勝手に揺さぶられ、それを受け入れることしかできなくなったルヴィはがくがくと身体を震わせる。
「ルヴィ……」
欲に濡れた低い囁きにぞくぞくする。
「俺のお嬢様」
「ひ……っ、ぁあ…………!」
一度腰を引いたリアムに一気に最奥を貫かれ、ルヴィは悲鳴にも似た嬌声を上げると壊れそうなほどがくがくと腰を揺らしていた。
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